知っておきたい性病基礎知識

クラミジア

日本で一番感染者が多いのはクラミジア!!

どんな病気?

「性器」

  • おりものが増える不正出血下腹部の痛み性交時の痛み
    子宮頚管(子宮入口の管)へ感染し、子宮頚管炎をおこします。その後、腹腔内に進入し骨盤内で様々な症状が出ます。

「咽喉」

  • のどの腫れのどの痛み発熱 etc…
    オーラルセックスで感染します。咽喉に感染した場合、咽頭炎などを引き起こし慢性の扁桃腺炎になる場合があります。

潜伏期間

1~3週間 この期間に他の人に移してしまう場合も…

検査方法

性器の分泌液を採取咽喉周辺のぬぐい液を採取
感染の可能性のある日から2~3日経っていれば検査出来ます。

感染する箇所

「性器」

  • 子宮頚管
  • 卵管
  • 腹腔内

「咽喉」

  • 口蓋扁桃(こうがいへんとう)
  • 咽頭後壁(いんとうこうへき)

感染する行為

粘膜同士の接触や精液、膣分泌液を介して感染するので、

  • セックス
  • アナルセックス
  • オーラルセックス(フェラ・クンニ)

全ての行為で感染する確率があります。クラミジアに感染しているとHIVの感染が3~5倍になります。
※感染者と生での行為だと50%の確率で感染すると言われています。

トリコモナス

いつものおりものと違う!?においがキツくなったらこいつかも!

どんな病気?

肉眼で見分ける事が出来ない原虫(ゾウリムシのようなもの)が性器に入り込み炎症を起こします。 おりもののにおいが「イカくさい」「スルメくさい」と特徴的になり、色もクリーム色、みどり色と変化します。当然、外陰部はかゆくなります。
炎症が進むと、膣だけではなく子宮頚管や膀胱、尿道も感染します。そして不妊症や早産、流産を引き起こす原因にもなります。

子宮頚管(子宮入口の管)へ感染し、子宮頚管炎をおこします。その後、腹腔内に進入し骨盤内で様々な症状が出ます。

症状

粘膜同士の接触や精液、膣分泌液を介して感染するので、

  • 泡状の悪臭の強いおりものの増加
  • 外陰部や膣の強いかゆみた痛み

※分かりやすい症状が出る人がいる一方、25~50%の人が自覚症状は出てきません。

潜伏期間

約10日前後

検査方法

膣分泌液を検査

※感染する可能性があった日から2~3日経っていれば検査可能です。(症状がないと膣トリコモナスを検出出来ない場合があります。)

感染する箇所

  • 外陰部
  • 子宮頚管
  • 卵管
  • 膀胱
  • 尿道

感染する行為

  • セックス

※感染源が原虫なので下着、タオル、便器、浴槽での感染もあります。

治療方法

約10日間薬を服用。膣錠を使用する場合もあります。再検査で陰性が出れば完治。
※次回月経時にもう一度検査をするのが望ましいと言われています。
※治療開始後、2日ほどで人に感染させることはなくなり、仕事に復帰できます。

淋病 淋菌感染症

一回のセックスで感染確率はなんと30%!

どんな病気?

淋菌が原因で感染が起こる病気です。
性風俗でのオーラルセックスによる感染が多いと言われています。
男性の尿道感染はうみと激痛!でも女性の自覚症状はほとんどありません。

症状

「性器」

  • おりものが増える
  • 不正出血
  • 下腹部の痛み
  • 性交時の痛み

子宮頚管へ感染し、子宮頚管炎を起こします。その後、腹腔内に進入し骨盤内で様々な症状が出ます。 感染しまたた放っておくと卵管炎や骨盤腹膜炎を起こして子宮外妊娠や不妊症の原因にも。
また、尿道炎を併発することも少なくありません。

「咽喉」

  • のどの腫れ
  • のどの痛み
  • 発熱 etc…

咽喉に感染した場合は症状はほとんど出ません。
性器に感染している場合30%の確率で咽喉にも感染している可能性があります。
また、咽喉と性器は感染部位が別物になり性器感染に比べて咽喉感染は治療に時間がかかります。咽喉だけ感染する場合もあります。

潜伏期間

2~7日
この期間に他の人に移してしまう場合も…。

検査方法

  • 性器の分泌液を採取
  • 咽喉周辺のぬぐい液を採取

感染の可能性のある日から2~3日経っていれば検査出来ます。

感染する箇所

「性器」

  • 子宮頚管
  • 卵管
  • 腹腔内

「咽喉」

  • 口蓋扁桃(こうがいへんとう)
  • 咽頭後壁(いんとうこうへき)

感染する行為

粘膜同士の接触や精液、膣分泌液を介して感染するので、

  • セックス
  • アナルセックス
  • オーラルセックス(フェラ・クンニ)

全ての行為で感染する確率があります。
淋菌に感染した人の20~30%の確率でクラミジアにも感染していると言われています。
※感染者と生での行為だと30%の確率で感染すると言われています。

カンジダ

女性に一番多い病気!もともとは体内にある菌が原因!!

どんな病気?

他のSTDと違い、もともと人の体内にあるカンジダ属の真菌(カビの一種)が原因で起こる病気です。
感染者と性行為によって感染する場合もありますが、ストレスを感じたり体調を崩したりして発症するケースもあります。(場合によっては風邪薬を服用して起こる事も…)

症状

  • 外陰部や膣のかゆみ
  • ヨーグルト状のおりものの増加
  • 性器の炎症(灼熱感、痛み)
  • 性交痛
  • 排尿障害

風邪、過労、ストレスなどで免疫力が低下したり、風邪薬などの抗生物質の服用や妊娠などで発症するケースもあります。
予防としては、免疫力を下げない健康的な生活を心がける事。また、通気性の悪い下着やきついガードル、ジーンズなどは避けてカンジダ菌の生息しにくい環境を作る事も大切です。

潜伏期間

2日から7日といわれています。ただし、カンジダ菌はもともと体内に存在しているものなので、感染後必ず発症するというものでもありません。

検査方法

外陰部や膣の症状を調べて菌を検査します。

感染する箇所

「性器」

  • 外陰部

「咽喉」

  • 口蓋垂(こうがいすい)
  • 咽頭後壁(いんとうこうへき)
  • 口蓋扁桃(こうがいへんとう)

感染する行為

セックスなどでカンジダを発症している部分に膣、外陰部が触れる。
免疫力が低下しても感染する可能性があるので、日常生活に気をつけてください。

治療方法

約1~2週間軟膏や膣剤を使用します。
通院して膣洗浄などの治療を受ける場合もあります。
※治療開始後、早い段階(早ければ翌日)から仕事に復帰可能です。

ケジラミ

ケジラミとは吸血性昆虫でシラミの一種です。主に陰毛に寄生して人の血を吸います。感染すると、とても激しいかゆみが生じます。
感染経路は陰毛どうしの接触感染が主ですが、肛門周辺の毛やワキ毛、胸毛、太ももの毛に寄生することも。
他にも接触が多い母子感染や毛布やタオルなどで間接的に感染することもあります。

どんな病気?

他のSTDと違い、もともと人の体内にあるカンジダ属の真菌(カビの一種)が原因で起こる病気です。
感染者と性行為によって感染する場合もありますが、ストレスを感じたり体調を崩したりして発症するケースもあります。(場合によっては風邪薬を服用して起こる事も…)

症状

感染部の激しいかゆみ

潜伏期間

一ヶ月ほど。

検査方法

患部を視診し、ケジラミや卵の有無を確認する。

感染する箇所

  • 陰毛
  • 肛門周囲
  • ワキ毛
  • 胸毛
  • 頭髪
  • ひげ

感染する行為

セックスなどの接触行為
※稀に母子間や毛布・タオルなどで間接的に感染する事もあります。

治療方法

パウダーやシャンプーなどの薬剤を使用する。
スミスリンパウダーかスミスリンシャンプー(どちらも市販薬)の使用もOK。
※一番確実なのは寄生している場所の毛を全てそる事です。

梅毒

昔は不治の病!今は早期治療で完治出来る!

どんな病気?

トレポネーマという病原菌が皮ふや小さな傷に侵入し血液中に入って全身に広がる病気です。症状が4期まであり、かなりの時間をかけて進行するのが特徴です。
アナルセックスでの感染が特に多いと言われています。
母子感染もありますが、現在は妊婦検診が行なわれているため殆どありません。

症状

「第一期梅毒(感染して約3週間後)」

感染した箇所の皮ふや粘膜に痛みのないしこり(軟骨の硬さ程度で小豆~人差し指の先くらいまでの大きさ)が出来ます。その後しこりの中心部が硬く盛り上がります。
痛みはないが太ももの付け根のリンパ節はれます。
※症状は2~3週間で消えます。この時期の感染力は強いです。

「第二期梅毒(感染して約3ヵ月後)」

病原体が血液に入り全身に広がります。
体の中心線にあたる部分を中心顔や手足にピンク色の円形のあさが出来ます。
小豆からえんどう豆くらいの大きさの赤茶色の盛り上がったブツブツが出来ます。
脱毛症状が出てきます。
※3ヶ月~3年で自然に消えます。この時期の感染力は強いです。

「第三期梅毒(感染して約3年以上)」

皮下組織に大き目のしこりが出来ます。(結節性梅毒疹やゴム種などと言われます。)
※現在では殆ど見られません。

「第四期梅毒(末期症状)」

心臓、血管、神経、目などに重い障害が出ます。※現在は殆ど見られません。

潜伏期間

3週間、3ヵ月後、3年後と症状が変わっていきます。
症状が出ない場合もあるので注意が必要です。

検査方法

  • 血液検査
  • 感染部分を検査

感染する箇所

  • 血液検査
  • 感染部分を検査

治療方法

経口合成ペニシリン剤をそれぞれの症状に応じた期間服用します。

HIV/エイズ

1日のうち4人に1人がHIVキャリアに!?注目度NO.1のSTDはこれだ!!

どんな病気?

HIVウイルス(ヒト免疫不全ウイルス)によって免疫力が低下していく病気です。HIVウイルスに感染すると、HIVキャリアになります。 その後、エイズ指標疾患にあてはまる病気(カリニ肺炎や重度のカンジダ等)に感染するとAIDS(エイズ/後天性免疫不全症候群)を発症した、と診断されます。

症状

HIVウイルスに感染しただけではほぼ無症状です。長い潜伏期間の間にジワジワと免疫力が低下していきます。 AIDS(エイズ)の発症は、健康な時にはかからないエイズ指標疾患(カリニ肺炎や重度のカンジダ等)にかかった時に判断されます。

潜伏期間

感染すると、2~4週間後にインフルエンザのような症状が出て来る場合があります。 症状は数週間でなくなり、数年~10年程無症候期があります。その後、AIDS(エイズ)を発症します。

検査方法

血液検査(HIV抗体スクリーニング検査)

感染する箇所

HIVウイルスを含む血液、精液、膣分泌液、母乳などの体液が相手の粘膜部分(口の中、ペニス、尿道、膣、直腸等)や 傷口等に接触することによって感染の可能性が出てきます。
※汗、涙、唾液、尿、便等の体液の接触による感染の可能性はありません。

感染する行為

  • 性行為(セックス、アナルセックス、オーラルセックス)
  • 注射器や針の使いまわし
  • 母子感染

※性行為による感染はコンドームの使用で予防することが出来ます。
※母子感染は妊婦検診でHIV検査を受ける事が出来るので、医師の治療を受ける事により、赤ちゃんには感染させないように対策を取る事が出来ます。

治療方法

定期検査でHIVウイルス量、CD4陽性細胞数、その他の健康状態などを総合的に判断して治療開始のタイミングをはかります。
主な治療法は抗HIV療法となっています。
※HIVやAIDSに感染していても今までの生活を急に変える必要はありません。学校や仕事を続ける人もいますが、療養中心の生活をしている人もいます。 健康状態に応じて決める事が出来ます。


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